あらすじ
とある会議室に、陪審員に選ばれた12人の男女が集められた。彼らは、ある裁判を傍聴した後でありこの場で傍聴した裁判の被告人の有罪無罪の評決を決めることになっていた。評決は、12人全員の合意によって成立する決まりになっている。
評決を決めるための話し合いで最初に、「被告人が有罪なのか無罪なのか」多数決を取ることに。結果、陪審員全員が無罪に手を挙げため12人全員の合意が取れたため話し合いは終了した。
しかし、陪審員2号※が、「きちんと話し合いをしましょう」と言い始め呆気なく終わるはずだった話し合いが再開されることになる。
※この映画では、登場人物名は陪審員◯号で統一されています。
登場人物
・陪審員1号(塩見三省)
女子高の体育教師で今回の陪審の陪審委員長を務める。12人の陪審員の中で唯一の陪審員の経験者。
・陪審員2号(相島一之)
この映画のキーマンと言える人物。ほとんど無罪で決まりかけていた陪審会を「話し合いがしたい」と主張し被告が有罪であるという意見をだした。有罪であると視聴しだしたのは現在妻と別居しているため。
・陪審員3号(上田耕一)
49歳で喫茶店の店長をしている。議論や会議が苦手で陪審会の進行を妨げることも。
・陪審員4号(二瓶鮫一)
信用金庫に勤めていたが定年のため退職した現在61歳。被告が無罪であるということ最後まで言い続けた2人のうち1人。
・陪審員5号(中村万里子)
商社庶務係の37歳、独身。公判の内容を全てメモしている。とても几帳面なメモ魔。公判内容のメモが討論の重要な資料になる。
・陪審員6号(大河内浩)
医薬品会社に勤めるセールスマン34歳。少しでも早く仕事に戻りたいと考えており審議に対してもあまりやる気がない。
・陪審員7号(梶原善)
べらんめえ口調で気性が激しい32歳の職人。被害者男性を最初から最後まで非難し続ける。映画中盤以降意見を発する機会がなかったため最後まで意見を買えなかった1人。
・陪審員8号(山下容莉枝)
今回の陪審会の中で一番被告の境遇に近い人物。29歳の主婦であり来月に5歳になる息子が一人いる。
・陪審員9号(松村克己)
職業は、開業歯科医で年齢は51歳。議論をすることが好きで、議論をするために最初は無罪を主張していたが有罪を主張した。
・陪審員10(林美智子)
クリーニング店の経営者。50歳。性格は、純真だが気弱であるため議論の中で意見を求められた際に鼻血を出し倒れてしまう。
・陪審員11号(豊川悦司)
年齢不詳の役者。物語冒頭では、全く議論に参加しようとしなかった。中盤から、弁護士と称して有罪説を誤りであると非難した。
・陪審員12号(加藤善博)
大手スーパーの課長補佐で30歳。とてつもない仕切りたがりで議論を仕切ろうとする。
感想
今では、聞き馴染みある「陪審員制度」ですが、この映画作成放映された時期にはまだ日本では導入されていない制度でした。「陪審員制度」は、イギリスで9世紀ごろに発展しアメリカ合衆国などで受け継がれてきたものである。日本でもの本格的に実地されるようになったのは平成21年(2009年)5月からである。ある意味この映画は未来を先取りしている映画である。
ほとんどのシーンが、会議室のみで行われており登場人物一人一人の言動に注目しやすい。陪審員2号の「ちゃんと話し合いをしましょう」という発言からこの映画のストーリは動き出します。一人一人が思い思いの発言をするため多数決の結果が二転三転とする。
意見が二転三転する場面を見ながらふと思ったことは、どれだけ話し合いや会議の場で自分の意見を押し通しすぎることが大変なことなのか実感できた。
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